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許すとは/許さないとは~その意味を考える

カテゴリー:ちょっとスピ☆



許す。
あるいは許さない。

「もう、許せな~い」
「しょうがないなあ、許してあげるよ」
など、日常的にも、気軽によく使うことばですね☆

でも、これらのことばがもう少し重い意味を持つ場面もあります。
たとえば、小学校のときの先生にひどいことを言われたのが未だに許せないとか、
昔の恋人にされたひどいことを許せなくて忘れられないとか。

「許せない」と、いつもずっと思ってはいなくても、なにかの拍子に、そのときの苦い思いがふとよみがえってしまう、ということもあるかもしれません。
あなたにもそんな苦い思い出はありませんか?
そんな相手を許せたら楽になるなあ、って思ったことはありませんか?

では、そのような相手を「許す」というのは、いったいどういうことなのでしょう。
どうしたら、「許し」て、楽になれるのでしょう?

わたしは、最近読んだ本で、すとんっと腑に落ちる答えをみつけました。

それは、「許すとは、あなた自身を解放してあげること」。

 

「許す」「許さない」の意味は、相手に伝えること!?

ここで少し時間をとり、あなた自身で、「許す」の意味を考えてみてください。




さて、あなたの頭には、どんなことが浮かんだでしょう?

その相手に「もういいよ。許してあげる」と言う、という場面が思い浮かんだでしょうか。
たぶん、そのようなイメージが一般的かもしれませんね☆

もちろん、それもひとつの「許し」の表現方法です。
でも、よく考えてみると。。。
「相手に”もういいよ”と言う」ということは、「許しを相手に伝えている」表現のひとつに過ぎません。
「許し」そのもの、ではないですよね。

今度は、試しに、あなた自身が”許せない”と思っている相手に「もういいよ」と言っているところを想像してみてください。
どんな感じがしますか?

もし、あなたが、「もういいよ」と言ったことに対して、もにょもにょした違和感を覚えたなら、あなたは本心では「もういいよ」と思っていないのでしょう。つまり、その相手を許していないのに、「もういいよ」と言ってみたことになります。

とすると、、

相手に「もういいよ」と言うこと=許し ではない

ようですね。
では、「許し」って、いったいなんなのでしょう???

 

「許す」ことは、自分を解放してあげること

直観医療(いわゆる「超能力」で病気を診断する方法)の第一人者 キャロライン・メイス氏は、その著書『7つのチャクラ』(2009年,サンマーク出版)のなかで、許しについて、こう表現しています。

「許しというのは(中略)、個人的に仕返しをする必要性や、自分を犠牲者として見るような視点から、精神と魂を解放するものなのである」
「許しとは、自分を傷つけた人びとを非難の対象から解放するというよりも、自分を犠牲者として見ることが、自分の精神に及ぼしている支配的な力を手放すということを意味しているのだ」(同書284p)

つまり、「許し」の対象となるのは、あなた自身であり、あなたを傷つけた誰かではありません。
相手がいてもいなくても、自分さえいれば、許すことができるのです。
許しは、あなた自身だけの問題であり、相手は全く関与しないのです。

そう言われてみれば、当たり前に思えるかもしれません。
たとえば、わたしに、いままで恨みに思っていたひとがいたとします。
あるい突然、そのひとのことがどうでもよくなったとしましょう。
これは、そのひとを「許し」た、ということですが、わたしが恨みを自主的に手放しただけであり、相手の関わりは必要ではありません。

もうひとつ、たとえ話をしてみましょう。
よく、刑事ドラマで、肉親の復讐に燃えて、さらに殺人を犯そうとする犯人に向って、刑事がこんなことを言ったりしますよね。

「これ以上罪を重ねるのはやめろ。
そんなことをしても、天国の兄さんは喜ばないぞ。
キミは自分を傷つけるだけだ」

この三文目「キミは自分を傷つけるだけだ」が、まさに、メイスさんがおっしゃっている「許し」がない状態、ではないでしょうか?
自分の精神と魂が、「許さない」という復讐でがんじがらめになってしまっている。。。。
そして、そのがんじがらめで傷ついているのは、自分の精神や魂であって、相手の精神や魂ではないんだと思うのです。

過去に、相手があなたを傷つけたことは事実かもしれません。
でも、その相手は傷つけたのは過去のあなたであり、現在のあなたを傷つけることはできないのです。
現在のあなたを傷つけているのは、「許さない」と思っているあなた自身であり、
「許さない」を手放せば=「許し」を実行すれば、あなたはもう傷つくことはありません。

 

「許し」を実行するには

では、もしあなたに「許せない」と思う相手がいたら、「許し」を行うにはどうしたらいいでしょうか。

実は、メイスさんの本では、心の傷がある場合の「癒しの6ステップ」が紹介されており、その第5ステップに初めて「許しに挑戦する」が出てきます。
彼女がおっしゃるには、癒しの6ステップ自体「相当の努力を要する」そうなので、きっちりそのステップを踏んで「許し」にたどり着くのは、少々難しいのかもしれません。

でも、今のあなたは、この記事を読み始める前とは、少し違います。
なぜなら、あなたは、すでに知っているからです。

「許し」が、相手との問題ではなく、あなた自身だけの問題であること、
あなたがあなた自身を解放してあげれば、「許せない」苦しさはなくなるんだ、ということを。

それを知っただけでも、かなり本当の「許し」に近づいているはずですよ。

今度もしまた、あなたが何かの拍子に「そうだった、あいつ、本当に許せない!!!」と、めらめら~~~という”思い”がわきあがってきたら、、、
そのことを思い出してみてください。
そして、いままで何度も”めらめら~~~っ”で傷つけてきたあなた自身を、「よしよし」「いままでごめんね」と優しく抱きしめるようにいたわってあげてみてください。

そうしているうちに、気づけば、もっと本当の「許し」に近づいていくでしょう。

わたしも、そんなふうに、すぎさった過去の中にいる相手ではなくて、今ここにいる自分、たいせつにしていきたいな、と思います。。。

 

言われてみれば当たり前のことなのかもしれませんが、「許し」のためには「わたしを解放してあげればいいのか!」と、目から鱗でした。
人生の時間は貴重ですもの。どんどん解放して、過去ではなくて、いま、そして未来を生きたいなああ、と思います。

自分をいちばんたいせつにしてあげられるのは、自分、ですものね♡

引用・参考文献:キャロライン・メイス(2009年)『7つのチャクラ』サンマーク出版.

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