霊視占いは当たるのか

あなたは、占いを信じますか？

占いに特別興味がなくても、朝のテレビで「今日のラッキーカラーは赤！」と言われると、つい赤が気になってしまいますよね。

占いにもいろいろありますが、今日は、そのなかでも霊視のお話。
「あなたの彼がこんなことをしているのが見えます」などお話ししてくださるアレです。
霊視って、ほんとに当たるんでしょうか？ほんとに「見えてる」んでしょうか？

答えは、見えてるけど、鵜呑みには注意！です。

霊視占いは当たるのか～霊視能力なんて存在するの？

そもそも、「霊視能力」は、ほんとに存在するのでしょうか。
わたしは、存在すると思います。

あなたも、「直感」を感じることがありますよね。
楽しいことが起きそうな予感や、はたまた嫌な予感、当たった経験はありませんか。
その「直感」が太く強くなったものが「霊視」ですとか「霊感」と呼ばれるものだと思います。
わたしには霊視能力はありません。でも、友人や知人には、そういう能力があるんだろうなあ、と思わざるを得ないひとがちらほら。
その力を勘と呼ぶのか、霊感と呼ぶのか、霊視能力と呼ぶのかはひとそれぞれですが、そのようなちょっと不思議な能力自体は、確実に存在しているのだと思います。

霊視占いは当たるのか～なにが見えているのか？

そこで問題となるのが、そのかたたちには、いったいなにがどういうふうに見えているのだろう、ということです。
これは、話を聞いていると、どうやらひとによって千差万別。
映像のように見えるひともいれば、なにかが聞こえるひともいて、はたまたなにかをただ感じるひともいるようです。

ただ、共通して言えるのは、
すべてがみえるひとはいない。
もしかしたら、いらっしゃるのかもしれませんが、わたしはまだお会いしたことがありません。
もし全部が見えてしまったら、気が狂ってしまうのではないかとすら思います。人間だもの(^o^)

そして、ひとによって、見える範囲や深さが違うようです。

たとえば、霊視の話は少し置いておいて、「地球という星を見る」ということを考えてみましょう。
あなたが宇宙船に乗って地球を見ていたとします。「あ、あそこに日本が見える」と見えた瞬間には、地球の裏側にあるブラジルは見えませんよね？でもだからといって、ブラジルが存在しないわけではありません、もちろん。
また、地球に帰ってくれば、星全体は目に入らず、ただ自分の周りの地面が見えるだけです。でもだからといって、地球という星が存在しないわけではありません。

そこで、「自分には全部は見えていない」としっかり認識していれば、「ブラジルなんて存在しない」とか「地球という星は存在しない」などと、間違った判断を下すことはないでしょう。でも、自分にはぜんぶ見えているのだと勘違いしてしまえば、そのような誤った判断をしてしまいかねません。

霊視も、これととてもよく似ています。

何人かの盲人が、大きな象を触って、「象とは○○なものだ」と口々に言う、というたとえ。物事の一部しか見ないことのキケンを諭したたとえとしてよく使われますが、それもまったく同じですね。

全部は見えていないことを、見る方も、見てもらう方も、ちゃんと認識することが、まずはとても重要だと思います。

霊視占いは当たるのか～見えたものをどう解釈するのか？

次に、”霊視”で見えたものを、依頼者に「こういう状態ですよ」とお伝えすることになります。
実は、この段階でも、見るひとによってフィルタがかかってしまいます。
なぜなら、ひとは自分の経験した範囲でしか、物事を認知できないからです。

もう少し詳しく説明してみましょう。
たとえば、弥生時代のひとに、１万円札と５００円玉を見せたとします。彼らは、どちらの価値が高いか判断できるでしょうか。
「日本銀行券」を見たことも使ったこともない彼らには、おそらく、「現代においては１万円札のほうが価値が高い」とは判断できないでしょう。逆に、彼らにとっては、金属である５００円玉のほうが価値が高いと判断する可能性もあります。

このように、見るひとの経験値（や性格・価値観）によって、見たものについての解釈は大きく変わります。見るひと自身のトラウマや心の傷が、その解釈に大きく影響する可能性もあります。
まったく同じものを見たとしても、ひとによって、解釈が１８０度変わる可能性もあるのです。

ですので、霊視をお願いしたひとは、霊能者から訊いた話が絶対的なのではなく、「この霊能者のフィルタをとおすと、そう見える」にすぎない、ということをしっかり頭に入れて、鵜呑みにしない、ということが重要です。

そして、実は、このお話、占いだけのお話ではなくて、フツウのひとからアドバイスをもらう場合と、まったく同じですよね。

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「あのひとは、わたしのこと、どう思っているんだろう」
「この仕事、うまくいくかなあ」
ふと不安になったときに、占いはとても心の拠り所になるもの。
でも、ここで見てきたように、占いは決して絶対ではありません。

「絶対ではない」という点、パワーストーンの効果とも同じですね。

たぶん、一番「絶対」なのは、研ぎ澄まされたあなたの直感。
占いで聞いたお話も、パワーストーンの効果も、鵜呑みにはせず、うまく使いこなしながら、自分の直感を信じて、自分の足と頭で、自分の人生を歩んでいきましょう☆